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アカシアポリフェノールの安全性を証明するためにヒト臨床試験を実施しているってホント?
→ホント(信頼性★★★★★):アカシアポリフェノールは食品としての安全性を証明するために何度もヒト臨床試験を実施しています。
第21回 アカシアポリフェノールの安全性に関するウワサの真相
1. アカシア樹皮抽出物の過剰摂取による安全性試験(ヒト臨床試験)
アカシアの樹では「アカシアポリフェノール」のサプリメントの発売以前から臨床試験での安全性を確認してきました。そして、商品として販売16年が経ちましたが今日まで皆様に安心してお飲みいただいております。
私たちはアカシアポリフェノールの安全性を証明するために何度もヒト臨床試験を実施しています。
小川、三浦(2017)の研究では29名の被験者に試験食品を摂取してもらい摂取開始2 週後、摂取開始4 週後、および摂取終了後の後観察2 週後に問診、理学検査、臨床検査等の各検査で評価しました。その結果、問題となる異常所見は認められませんでした(1)。
この試験のアカシアポリフェノールの量はサプリメントに使用似ている一日の摂取目安量の5倍以上の量です。
また片岡ら(2011)では4つの安全性臨床試験をまとめた論文を報告しています。試験①では被験者20名を5名ずつ4群に組み入れ、各被験者にアカシア樹皮抽出物をそれぞれ250、500、750、1000mg摂取しました。試験②では、被験者5名に、アカシア樹皮抽出物を1500mg摂取しました。試験③では、被験者22名を11名ずつ2群にくみいれ、各群被験者にアカシア樹皮抽出物を1日あたり250mg、500mg摂取させました。また、試験④では、被験者25名を11名と14名の2群に組み入れ、アカシア樹皮抽出物を1日あたり750mg、1000mg摂取させた。試験①②は短期投与とし、③④は4週間の摂取としました。
いずれの試験においても問題となる所見は見られず、アカシア樹皮抽出物およびアカシアポリフェノールが極めて安全性の高い原料であることが証明されました(2)。さらに、これまで行った機能性表示食品の申請に必要なヒト臨床試験においても有害事項はありませんでした(3,4,5,6)。
私たちはアカシアポリフェノールの安全性を証明するために何度もヒト臨床試験を実施しています。
2. アカシアポリフェノールの生産体制
2-1. 徹底した品質管理と、苗木からの一貫生産を実現
アカシアポリフェノールの原料となるアカシアは、苗木からの一貫生産を実施しています。無農薬での栽培はもちろん、収穫と植林のサイクルを計画的に管理することで、安定供給を実現しています。そして、徹底した品質管理のもと安全な生産体制を確立しています。
2-2. 水質検査をパスしたクリーンな水で抽出
収穫期になると、農家の方々の手作業によりアカシアの成木の樹皮は1枚ずつ剥かれていきます。その後、樹皮を粉砕し、サプリメントの原料となる成分を熱水で抽出します。安全性を保証する検査基準を満たした水のみ使用し、有機溶媒や薬品は一切使用していません。アカシア原料の生産には発酵などの微生物やカビ類の関与する行程はありません。極めて安全な熱水による抽出法です。
2-3. 最新鋭の機器を完備した国内工場で生産
サプリメントへの加工の行程は、最新鋭の機器を取り揃える国内工場で製造しています。日本健康・栄養食品協会が定めるGMP認定工場と提携を結び、30項目からなる厳格な検査基準のもと、1粒ずつ目視で品質を確認する体制を整え外部の専門機関にも安全性試験の実施を依頼しています。
まとめ
アカシアポリフェノールの安全性は複数の臨床試験で証明されています。また、サプリメントとしての製造過程においても最高水準の安全性で生産を行っています。
参考文献
1.小川壮介. (2017). アカシア樹皮抽出物のヒトでの過剰摂取における安全性評価試験―プラセボ対照二重盲検無作為化並行群間比較試験―. 薬理と治療, 45(12), 1927-1934.