3月3日は皆さんご存知の通り、ひなまつりがあります。子供が男の子だけだったため、初孫のひな祭りのなにをすればよいのかわからないとお困りではないでしょうか。そんな人のために、孫のひな祭りについてご紹介します。
目次
1.ひなまつりとは
ひなまつりは、女子の健やかな成長を祈る節句の年中行事です。
一般的には3月3日に行うのですが、一部の地域では4月頃の行われていることもあります。これはもともと日本では旧暦で生活をしており、その旧暦の3月3日が現在の4月頃になるためです。ひなまつりは「桃の節句」とよばれることもありますが、4月頃に桃の花が咲くためこのように呼ばれるようになったようです。
ひなまつりはいつ頃始まったのかまだわかっていませんが、現在のようにひな人形を飾るようになったのは江戸時代の初期ごろからこのようになったようです。また、平安時代では川へ紙で作った人形を流す「流し雛」と呼ばれる行事もあったようですこれは、自分の災厄を移して海や川に流すお払いの行事でした。そのほかにも平安時代の貴族の子どものあいだで「雛あそび」とよばれる現在のままごとに近い人形遊びが流行していました。今の「ひな祭り」の原型になったとも考えられています。
1-1.ひな人形を飾るのは厄払いのため
雛祭りは先ほど説明した「流し雛」と「雛あそび」が複合したものだと考えられています。そのため、ひな人形には生まれた子供に厄災が降りかかりませんようにとの願いを込められて飾られているのです。
1-2.ひな人形を早く片付けるのはなぜ
厄災の身代わりになった人形のため、いつまでも置いておくのはよくないから早く片付けたと考えられています。
その他にも、ひな人形の婚礼の様子を結婚の象徴と考え、早く片付けることで嫁に早く行くということを表現しているとか、片付けるしつけとして行われているとも言われています。
2.ひな人形は誰が買う?
初節句になると考えるのはひな人形の準備です。そこで問題になるのが、だれがひな人形を準備するのかということです。
2-1.ひな人形を贈るのは母方の祖父母が一般的
一般的に言われているのは、ひな人形は女親の実家から用意するというものです。 つまり、赤ちゃんのお母さんの実家から贈るということ。 その理由には、古くからの伝統が関係しています。
最近では結納をしない夫婦も増えていますが、結婚には嫁ぎ先の家が結納金を、嫁ぐ家が嫁入り道具を、共に用意するのが一般的な習わしでした。 その為、ひな人形以外にも、お宮参りの晴れ着やはま弓(羽子板)、鯉のぼりや旗など、子どもの成長を祈る品のほとんどは嫁入り道具として扱われていたのです。
この名残により、母方の実家が雛人形を贈ることが一般的といわれています。
ただ、今ではその限りではありません。両家の祖父母でお金を出し合って、良い品を送るということを行っている家もあるようです。
2-1-1.ひな人形を贈る場合には相談してから決めましょう
ひな人形を贈ることに決めたとしても、早まってはいけません。なぜなら、ひな人形を贈ったとしても相手に喜ばれない可能性があるからです。
気合を入れて、いいものを送ってあげたいと考え送るひな人形を送ってしまうと、贈られた方は大変です。
広い家に住んでいれば問題ないかもしれませんが、賃貸などの狭い場所に住んでいる場合は飾る場所に困ってしまう上に、収納場所にも困ってしまいます。
せっかく送ってあげたのに、相手に迷惑をかけるようなことはしたくはないでしょうから。贈る相手にはきちんと確認するか、一緒に買いに行ってあげる方がよいでしょう。
2-2.父方の祖父母は端午の節句のお祝いをしてあげる
端午の節句の場合は父方の祖父母が五月人形やこいのぼりを送ってあげる、という決まりは特にないのですが。逆に父方の祖父母は単語の節句のお祝いをしてしまうのもよいかと思います。
ただ、贈るものも五月人形の兜鎧やこいのぼり等になってしまいます。ひな人形はリーズナブルなものも多いですが、五月人形は兜飾りのみの場合でも3万円ほどからになってしまうため、高価な品です。これにこいのぼりも含めるとかなりの金額になってしまうので、余裕がない場合は相談しながら決めるとよいでしょう。
2-3.ひな人形以外に贈るものはなんでもよい
ひな人形以外を贈る場合はなんでも構いません。一般的なのはおもちゃやぬいぐるみが送られているようです。
他にもひな祭りにちなんだ、ひなあられなどのお菓子を贈ることもよいでしょう。また、ご祝儀としてお金を贈ることも喜ばれます。
お金を贈る場合の相場は、祖父母なら10,000 ~ 30,000円といったところになります。もちろんプレゼントも一緒に渡すのもありです。
3.ひなまつりでの新定番「ひなまつりケーキ」
最近のひなまつりはケーキで祝うこともあるようです。
ちらし寿司もよいですが、やはり子供は甘いお菓子を好むものです。近場の洋菓子店でも探せば扱っているところもあるはずです。
もしない場合でも、ネット通販でひなまつりケーキの注文を受け付けているところがいくつかありますのでご紹介いたします。どのようなものがあるか気になる方は、ご覧になってみてはいかがでしょうか。
3-1.cake.jp
最初に紹介するのはcake.jpです。こちらはひなまつりケーキだけではなく様々な種類のケーキのオーダーを受け付けています。アレルギー表示もあるので、安心して購入することができます。
写真やイラストを転写してオリジナルケーキを作ることができますので、ひなまつり以外にも利用することができます。
3-2.楽天などのショッピングサイトで検索
もう一つはショッピングサイトで検索することです。楽天やYahooあ店舗型で、それぞれの店舗が集合しているため種類が豊富にあることが強みです。また、競合の会社が同様に出店しているので通常の洋菓子店よりも安く購入できることもあるので、こちらでも探してみるとよいかもしれません。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。孫のひな祭りのお祝いはひな人形を贈ることが一般的です。もし送らない場合でも贈り物はなんでも問題ありません。お金を贈って両親に選ばせるのもよいですし、自分が素敵だと思ったものや、孫が喜びそうなおもちゃでも問題ありません。あなたが送りたいものをおくるとよいでしょう。