改訂日:21/4/9
野菜スープはもともと体にいいものとの認識はありますが、なかなか作ることがなく、野菜不足に陥りがちの方が多くいらっしゃるかと思います。また料理をあまりしない人にとっては、どのようにして作ったらよいかわからないということもあるかと思います。
野菜スープは、入れる野菜によってさまざまな効果を一気に発揮してくれます。そこで、今回は健康にいいとされる簡単でお手軽な最強野菜スープをご紹介します。
目次
1 最強の野菜スープは、これで決まり!!
そもそも最強野菜スープと言っているが何を根拠にいっているのか、また最強の野菜スープっていったい何?と思われた方も多いかもしれませんので、ここでご説明します。
1-1 最強の野菜スープとは
最強の野菜スープとは、塩分、糖分、目、肌などの悩みの改善が期待できるとされる野菜スープのことです。まさに健康になるためのスープといってよいでしょう。では一体野菜スープの何がそんなにいいのか、それは、野菜に含まれるファイトケミカルと呼ばれる物質です。これは、植物が紫外線や害虫から身を護るために作り出す化学物質の総称で、カテキン、リコピン、カロテノイドなどよく聞く名前の物質もファイトケミカルにあたります。このファイトケミカルと呼ばれる物質を豊富に含んだ野菜たちで作ったのが最強野菜スープです。
1-2 最強たる所以
最強の野菜スープには以下のような様々な効果が期待されています。
・体が強くなる
体内に侵入した病原体と闘う細胞の数を増やし、攻撃力を高める作用により、強い体にしてくれます。
・ダイエット効果
このスープを食事の最初、または間食に取り入れることで満腹感が得られ、食べ過ぎを防ぐことができ、血糖値の急上昇を抑える効果が期待できます。
・便がするっと出る
野菜が持つ食物繊維が、便を柔らかくして出やすくしてくれることが期待できます。また、豊富な食物繊維は、血糖値の急上昇を防いでくれます。
・体のめぐりを良くしてくれる
体のめぐりをサラサラにする作用があります。
・血圧が下がる
最強の野菜スープは調味料などは一切使わず味をつけません。そのため、徐々に薄味思考になり、減塩できるという嬉しい効果もあります。
・高血糖が改善
食物繊維豊富なこのスープを食事の最初に食べることで、糖質の吸収がゆっくりと進み、血糖値の上昇がゆるやかになるため、高血糖の悪化を防ぐことができます。
・体内の悪玉細胞と闘える体に変化
スープに溶け出したファイトケミカルには悪玉細胞の増殖を抑える作用があります。また、悪玉細胞と闘う強い体が手に入ります。
・体内のサビ蔓延を遅らせる
体内で発生する活性酸素は細胞をサビさせ、体を弱らせます。このスープには活性酸素を無毒化する作用があり、サビから体を守ってくれます。
2 最強の野菜スープのレシピ
様々な効果が期待できる最強野菜スープですが、その作り方をご紹介します。高い効果があるにも関わらずかなりシンプルな作りになっています。基本は野菜を切って煮るだけのお手軽レシピです。
2-1 材料
・玉ねぎ 100g
・ニンジン 100g
・モロヘイヤ(苦手な方はブロッコリー) 100g
・きゃべつ 100g
・トマト 100g
・カボチャ(体重が気になる方は入れないように) 100g
・セロリ 1本
・にんにく 一欠けら
・水 1L
モロヘイヤは苦手な方もいると思うので、ブロッコリーでも大丈夫です。しかし、モロヘイヤの持つ体のサビケア力は、そこらにある野菜の7~100倍の力がありますので積極的に取り入れましょう。ここに挙げた野菜はどれも抗酸化作用、抗ガン作用、免疫力を整える成分を含む野菜になります。健康の維持や病気の予防に欠かせない野菜であります。
通常は、モロヘイヤでなくカボチャを入れますが、カボチャは糖質が多いので、体重が気になっている方は避けたほうがいいでしょう。
2-2 作り方
①野菜を一口大に切ります。ニンジンは皮付きのまま、キャベツは芯を取り、カボチャは種と取り除きカットする。
②材料を鍋に入れ水を加えてふたをし、火にかけます。
③まずは強火で、その後、水が沸騰したら弱火にして20分~30分くらい野菜をしっかり煮込めば出来上がりです
たったこれだけです。これなら、今まで料理をしたことがない人や苦手という人でも簡単に作れそうですよね。最強野菜スープは簡単で健康への効果が高いスープですので是非この機会に作ってみてください。
3、野菜スープを作る時のちょっとしたコツ
野菜スープは簡単に作れるのがいいところですが、いくつかより効果を発揮するためのコツがありますので、そのコツをご紹介します。
3-1 野菜は皮を剥かずに使う
ニンジンやカボチャなどは、皮付きのまま煮込むと、より成分を多く取り入れることができます。ニンジンの場合、中心の実の部分よりも、皮のほうに少しだけ多く栄養成分があるといわれ、カボチャも、実の部分よりも皮や種(わた)のほうに栄養が多く含まれているといわれています。
3-2 野菜の皮やヘタや種はダシ袋に
玉ねぎの皮やニンジンのヘタの部分やカボチャの種の部分は、普段は捨てていると思いますが、最強野菜スープ作りでは、これらの部分まで使います。
3-3 手間を省くためカットした野菜をストックしておこう
毎回毎回野菜スープを作るのは、正直面倒です。そこで最初から野菜をカットしておけば時間短縮につながります。
野菜スープの最も面倒な部分であるカットを最初に大量にしておき、種類別やスープ別にして冷凍庫に保管しておけば、作る際に保管しているものを使えば、面倒ごとはなくなります。
3-4 鍋はホーローを使う
野菜を煮込む鍋は、ホーロー鍋がおすすめです。ホーロー鍋といえば「ルクルーゼ」が有名ですよね。もちろん、ルクルーゼではなくても構いませんが、ホーロー鍋は、保温性が高いことと、非金属のため、食材の味を変えないといわれています。
なので、野菜の味を変えずに、じっくり煮込んで野菜の成分を引き出すには、ホーロー鍋が最適といえるのかもしれません。
3-5 重ね煮でおいしさアップ
野菜を煮込む時に「重ね煮」で調理すると、さらに美味しくなるという声もあります。重ね煮をすることで、野菜のうまみや甘みが引き出されるというもので、下から、果菜類 → 葉物類 → いも類 → 根菜類 の順で入れることがいいといわれています。
トマト、キャベツ・モロヘイヤ・セロリ、かぼちゃ、たまねぎ、ニンジンの順に入れましょうというのも、この重ね煮の考え方によるもので、できれば、はじめに野菜と水を少量だけ入れて蒸し煮(強火)で野菜をしんなりさせてから、残りの水を加えて、さらに煮込むのがおすすめですよ。
4、まとめ
いかがでしたでしょうか。最強の野菜スープは、健康への効果効能が幅広く、より健康な毎日を過ごすためには欠かせないスープです。作り方は簡単です。8種類の野菜を切って、順番通りに鍋に入れて煮れば完成です。ダシ袋を使うなど、ちょっとした手間を加えることでさらに効果が上がります。本当にちょっとしたことですので試してみてください。