ケーキ作りには必要不可欠な生クリーム。カフェによく行かれる方は、飲み物に生クリームが入っているメニューも増えていますね。ふわっとした食感にさらっとした口溶けで、食材や飲み物の美味しさを引き立ててくれます。では、糖質制限中に生クリームは食べても良いのでしょうか。甘いものとセットの場合が多いので、糖質が高いイメージが強いかもしれませんね。そこで、生クリームの糖質量はどれくらいなのか、糖質制限中でも食べても良いのか、ご紹介をしていきたいと思います。
目次
1.生クリームの糖質量
ではまずはお店で売っているメジャーなメーカーの生クリーム商品の糖質量を見てみましょう。
生クリームの一般的な大きさである200mlを例に挙げてみました。1パックあたり丸々使ったとしてもわずか3~6g程の糖質量ですので、量は全く問題ありませんね。糖質量だけで言えば野菜100gと同程度しかありません。
タカナシ乳業/特選北海道 純生クリーム
参考:http://www.takanashi-milk.co.jp/products/p_cream/cream47_200.html
よつ葉乳業/無添加純生クリーム
参考:https://www.yotsuba.co.jp/product/freshcream_12403.html
主な生クリームを2つ挙げてみました。その糖質量は1パックでそれぞれ2.8gと5.8gと倍量違いますが、それでも1パックまるまる使ってこの量であれば問題ない糖質量です。
糖質量の違いは乳脂肪の含有量の違いです。生クリームは動物性脂肪(乳脂肪)=生乳のみを原材料としたものですが、その含有割合は商品によって異なるため、糖質量に違いが出るわけです。これにより微妙なコクや風味にも違いが出てきますので、好みによって使い分けるのが良いでしょう。
2.生クリームとホイップクリームの違い
ここでチェックしておきたいのが、生クリームとホイップクリームの違いです。その違いについてご存知の方は多くなく、これらを混同している人も少なくないでしょう。実は明確な違いがあり、生クリームが「生乳のみ」を原材料としたものに対し、ホイップクリームは「植物油脂」や「生乳+植物油脂」を原材料としたものということになります。
生乳のみの場合、コクが濃厚で風味も良いですが、日持ちせず、高価というデメリットがあります。一方でホイップクリームは味や風味は生乳ほどではありませんが、添加物が入っている分日持ちしやすく、安価である点が特徴です。
では実際のホイップクリームを例に糖質量も併せてみてみましょう。ホイップクリームの場合、フレッシュやホイップと書いてあるものが多くみられます。
ホイップクリームも生クリームと同じくらいの糖質量で4g。メグミルクで言えば、幅がある表記となっていますが、最大値と最小値であるため、明治とほぼ同量程度と考えられます。
雪印メグミルク株式会社/ホイップ 植物性脂肪40%
参考:https://www.meg-snow.com/products/detail.php?p=cream_s
株式会社明治/純乳脂
参考:https://www.meiji.co.jp/products/cream/4902705006157.html
3.糖質制限中でも生クリームを食べて問題なし
糖質量から見ると、生クリームが多少あっても問題ありません。200mlで糖質量が3~6gですので、飲み物などにのっている分だけとなると、糖質制限中でも全く問題になりませんね。ですが、生クリームに砂糖が入っている場合は気を付けましょう。生クリームを美味しくするために、砂糖を入れて作る場合があります。特にケーキなどに入っている生クリームは、砂糖が入っていることが多いので、注意してください。
4.糖質制限に役立つ生クリームのポイント
お店の生クリームは砂糖が入っているか判断がつきにくいところがあります。そこで、自宅で低糖質な生クリームを作ってみましょう。
無糖で作る
生クリームのレシピでは、グラニュー糖を使った方法がよく紹介されています。ですが、グラニュー糖は砂糖と同じく、糖質制限で最も控えたいものの一つ。そのため、基本的にはグラニュー糖や砂糖を入れない生クリームを作りましょう。ですが、どうしても甘味が欲しいという場合には、ラカントを使います。
ラカントは、2つの天然素材のみでつくられたカロリーゼロの自然派甘味料。糖質量は非常に高いですが、これは砂糖やグラニュー糖とは異なり、血糖値を上げない糖質なんですね。甘味もしっかりあるので、生クリームに甘味を求める場合にはラカントを使ってみください。
豆乳を使ったクリームを
生クリームよりもあっさりしていて、ヘルシーに食べられるクリームとして注目の豆乳クリーム。豆乳クリームは豆乳を基本として、生クリームのように泡立てたもののこと。生クリームと違い豆乳クリームは、乳製品アレルギーの人でも楽しむことができます。さらに生クリームよりもヘルシーで、糖質も低いので制限中の人でも安心してクリームを楽しむことができます。
5.まとめ
生クリームの糖質についてご紹介してきました。生クリームの糖質量は1パックでも数g程度ですので、糖質制限上は全く問題のない数値でしたね。糖質制限中でも生クリームを食べても大丈夫、ぜひ活用してみてくださいね。